結果発表 | 給食で食べたい 東京産トマト 給食レシピコンテスト

給食レシピコンテストとは

給食レシピコンテストとは、給食で食べてみたい「東京産トマトレシピ」をWEBサイトで募集し、応募された作品の中から素敵なレシピを表彰して、グランプリやその他の賞を決定する企画です。

  • グランプリ
  • 東京産野菜賞
  • アイデア賞
  • 表現力賞
  • 調理達人賞
  • 田中 延子氏
    元文部科学省 学校給食調査官/
    株式会社オフィス田中 代表取締役/
    淑徳大学看護栄養学部 客員教授
  • 白井 ひで子氏
    元栄養教諭/
    三信化工株式会社 食育アドバイザー
  • 江口 敏幸氏
    元栄養教諭/
    公益社団法人全国学校栄養士協議会 監事/
    三信化工株式会社 食育アドバイザー
  • 薮崎 友宏氏
    南青山Essence オーナーシェフ
  • 寺﨑 久明
    主催・公益財団法人東京都農林水産
    振興財団 理事長
  1. 1
    調理技術
  2. 2
    プレゼンテーション
  3. 3
    料理の完成度

入賞作品

  • グランプリ

    トマトのいろどり
    ディッピングソース
    ~トマトこくふく!~

    新垣 阿裕美さん

    じゃがいもや食パンに付けて食べる、
    トマトのディッピングソースです。
    野菜やお肉が入っているので、
    栄養バランスも良く、気軽に食べられます。

    審査員:寺﨑 久明
    (主催・公益財団法人東京都農林水産
    振興財団 理事長)
    レシピ名の副題「トマトこくふく!」からも伝わってきますが、トマトが苦手な子でもおいしく食べられるような工夫がなされており、料理を通じて友だちを笑顔にしたいという、新垣さんの温かい想いがこもった思いやりのあるレシピでした。
    今後、学校給食の現場で活用が広がってほしいと思う素晴らしいメニューでした。これからも料理を通じて笑顔の輪を広げてくれることを期待しています。
  • 東京産野菜賞

    まるごとトマトの
    夏ピラフ

    末満 玲香さん

    トマトが苦手な子でも
    おいしく食べられるようにピラフにしました。
    夏野菜を使って夏らしい色あざやかなピラフです。
    冷凍野菜を使うと、工程も少なくかんたんに作れます。

    審査員:白井 ひで子
    (元栄養教諭、
    三信化工株式会社 食育アドバイザー)
    トマト中心に、夏らしい食材を使った彩り鮮やかなピラフでした。枝豆以外の食材を炊飯器に入れて調理できるので、その間に他の調理に時間を使えるのが良いですね。
    末満さんの包丁使いと調理の進行、丁寧で安定していました。トマトの旨味と酸味がバランス良く仕上がっていて、学校給食に活かせそうです。
  • アイデア賞

    トマトな大根餅

    萩原 羚介さん

    トマトの中身はタレ、
    皮の部分は色合いとして具の中に入れました。
    外はカリッと中はもちもちした食感で、苦手なトマトも、
    苦みがある小松菜もおいしく食べられるようになっています。

    審査員:田中 延子
    (元文部科学省 学校給食調査官、
    株式会社オフィス田中 代表取締役、
    淑徳大学看護栄養学部 客員教授)
    台湾出身のひいおばあさんを想って作った、台湾の郷土料理の大根餅、ほんわか心が温かくなりました。大根餅にトマトと小松菜が入っているので、赤と緑が透けて見えてきれいです。中はモチモチ、外はカリカリに焼き上げて、トマトの酸味が効いたしょうゆダレをかけていただきます。物語があり、トマトを活かしたアイデアに富んだステキなお料理「トマトな大根餅」です。
  • 表現力賞

    トマうま超元気!
    カレーラーメン

    酒井 寛和さん

    トマトは子どもから大人気の緑黄色野菜ですが、
    ぼくは図書館の本で出汁になることを知りました。
    また、赤くて元気をもらえること、栄養もあること、この3つが輝いて
    超元気になるトマトカレーラーメンをひらめきました!

    審査員:江口 敏幸
    (元栄養教諭、
    公益社団法人全国学校栄養士協議会 監事、
    三信化工株式会社 食育アドバイザー)
    トマうま超元気!カレーラーメンの味はもちろんですが、「トマトがチャーシューみたいに輝くように調理するのが一番のこだわり」という表現力、12回試作して欧州カレーの甘口が合うことを発見したストーリーにまつわるプレゼンテーションが素晴らしかったです。
  • 調理達人賞

    胡麻味噌トマトつけ麺

    髙橋 敏輝さん

    トマトの水分で水っぽくなりがちなつけ汁を
    練りごまとコチュジャンを加えることでコクを出しつつ、
    麺とのからみも良くすることで、最後までスープを飲みほせる
    胡麻味噌トマトつけ麺を作りました。

    審査員:薮崎 友宏
    (南青山Essence オーナーシェフ)
    3つの火口を操りながらの絶妙なゆで卵の火入れ、糸でゆで卵を切る、茹でた麺をしっかりもみ洗いしてコシを出すなど、レベルの高い調理でした。リズム良くスムーズに動きまわる姿は、熟練のシェフのようで素晴らしかったです。

審査員の総評

  • 田中 延子氏(元文部科学省 学校給食調査官、
    株式会社オフィス田中 代表取締役、
    淑徳大学看護栄養学部 客員教授)
    トマトの赤い色は元気の出る色です。トマトの酸味は食欲が出ます。トマトの魅力を生かしつつ、東京の地場産物である小松菜などの緑が加えられていたり、栄養的に優れていたり、見た目が美しかったりと、素敵なお料理ばかりでした。沢山の審査員が注目する中で、驚くほどの丁寧さと手早さで、落ち着いて調理ができていました。きっと沢山練習したのですね。料理作りは究極の食育です。これからも美味しくて栄養豊かなお料理で周りの方々を元気にしてあげて下さい。
  • 白井 ひで子氏(元栄養教諭、
    三信化工株式会社 食育アドバイザー)
    トマトは夏の野菜で、生でそのまま食べるイメージが強いと思うので、「どのようなレシピ応募があるのだろう?」と少し不安があったものの、バラエティー豊かな応募がたくさん集まりました。「トマトはこうやって料理すると、苦手な人でも美味しく食べられます」や「美味しい料理を食べたので、その料理にトマトを使ってみました」など、子どもらしい発想にコンテストが大いに盛り上がりました。入賞した子どもたちによる調理実演は落ち着きがあり、見応えがありました。応募レシピが学校給食で提供されることを祈念しております。
  • 江口 敏幸氏(元栄養教諭、
    公益社団法人全国学校栄養士協議会 監事、
    三信化工株式会社 食育アドバイザー)
    書類審査ではトマトの使い方や独自性・料理の彩り・栄養のバランス等を中心に審査し、5名の通過者を選出しました。実技審査においては料理の味だけではなく、料理技術・料理の魅力をアピールするプレゼンテーションも審査対象としました。5名の料理は、味良く彩りきれいで甲乙つけがたいものでした。優勝した新垣阿裕美さんの応募料理「トマトのいろどりディッピングソース~トマトこくふく!~」は発想豊かで彩りよく、調理技術もしっかりしていて、何より食欲をそそるものでした。
  • 薮崎 友宏氏(南青山Essence オーナーシェフ)
    自分たちが住む東京都で栽培された美味しくて新鮮な「トマト」を、まわりにいる友達にも美味しく食べてもらいたいという、優しい気持ちがレシピやプレゼンテーションに表れていました。夏休み中に練習を重ねた様子が目に見えるようで、しっかりと本番に繋がって結果を出していましたね。このコンテストでの経験はこれからの人生で必ずプラスになることでしょう。美味しいトマト料理、そして食材を生産する身近にある農業のことを広く伝えていってくださることを願っています。
  • 寺﨑 久明(主催・公益財団法人東京都農林水産
    振興財団 理事長)
    都内で生産が盛んなトマトをテーマにした今回のコンテストにも、数多くのご応募をいただき感謝申し上げます。受賞には至らなかったレシピの中にも、子どもらしい斬新な発想や、トマトが苦手なご家族や友だちの意見を聞きながら工夫を重ねて作り上げたものなど、印象に残るものが数多くありました。
    東京都では、学校給食に東京産農産物を活用する取組を進めております。本コンテストはその一環で開催したものですが、ご家庭で「食のあり方」や「東京の農業」について考えるきっかけとなれば幸いです。
上にもどる